The Glass *
* 素材と加工について *
○ラボ クリエイテッド オパール(英:Lab Created Opals / Synthetic Opal)とは
その名の通り、ラボ(研究室)で作られたオパールという意味になります。1974年に化学者ピエールギルソン(Pierre Gilson)により編み出された合成技術を元に作られたオパールです。ほとんど天然石と同じ成分で構成されており、他の安価な樹脂製のオパールに比べ、変色せず割れる心配のない、美しく丈夫な合成石です。その為お手入れもしやすく、輝きが衰える事もありません。天然石との見栄えの違いは、オパール独特の柱構造の規則性のみです。人工的に作られた合成石の方が均等に柱が並ぶ構造になっています。また、近年人気の高いラボグロウンダイヤモンドと同じく、作業員が危険を冒し発掘する必要のない、環境に配慮したサステナビリティでエシカルな宝石になります。
オパールを加工する際には、丁寧で繊細な火力調整と手作業が要求されます。耐熱性も兼ね備えたオパールを使用しておりますが、1200度以上の火に当てられると白く変色してしまいます。ガラスジュエリーに加工する前に、まず菅ガラスの中にオパールを入れ、管の外側から低温で少しずつ熱し、ガラスの中に時間をかけて閉じ込めていく必要があります。この丁寧な作業を経てガラスに閉じ込められたオパールの輝きは、より一層美しく心奪われる作品となります。
○ボロシリケイトガラス(英:borosilicate glass)とは
ガラスの種類はホウケイ酸ガラスです。身近なところですと、理科の実験に使われるビーカーやフラスコのガラスが同じものになります。一般的に販売されている安価なガラスに比べ、透明度が高い・熱に強い・薬品に強い・軽い 等が特徴です。耐熱ガラス・硬質ガラスなどと呼ばれたりもします。
加工には酸素バーナーと電気炉を使用します。一般のガスコンロでは全く溶けないガラスですので、2000度近い炎の中ガラス棒を溶かし、耐熱性に優れた工具を使いながら、丸くしたり引っ張ったり、くっつけたり、管ガラスを吹いて作品を作り上げることもあります。どの工程も常に高温の中、一つ一つ丁寧にゆっくり作業していきます。完成した作品は急激に冷やすと割れてしまいますのいで、作品のサイズにもよりますが、基本的に3時間以上かけてゆっくり徐冷剤に入れたり、電気炉の中に入れて冷ましていきます。
ボロシリケイトガラスの最大の魅力は、やはり透明度が高く軽い点だと私は思います。大きな塊を作っても、どこまでも透き通って見え、吸い込まれる様な美しさです。他のガラスに比べ軽量な為、落下したり何かにぶつかった際の衝撃が少なく、より割れにくいガラス製品を生み出すことができます。
** 2000度もの高温の中で少しずつ丁寧に火を通し、細工していきます **
